夏の旅行中、屋外の鉢植えどうする?全員無事だったわが家の暑さ&水やり対策

ライフオーガナイザー®の山田由乃(ゆの)です。
植物と心地よく暮らすための収納・片づけ・管理の仕組みづくりをサポートしています。
初心者向け講座「植物と暮らすステップシリーズ」もスタートしました。
このブログでは、植物のある暮らしを始めたい方へのヒントや日常のことを綴っています🌿

夏の旅行や帰省で家を空けるとき、
屋外にある鉢植えは特に心配になりますよね。

特に今年は記録的な猛暑ということもあり、
わが家では旅行に向けて屋上と庭の植物たちにさまざまな対策を行いました。

前回の室内の観葉植物の対策に続き、
今回は屋外の鉢植え50鉢ほどに対して行った保水・日除け・自動灌水の工夫と、
その結果についてご紹介します。

工夫しながら準備した結果、
すべての植物が無事に元気な姿で迎えてくれました。

育てている植物の種類や環境はそれぞれですが、
少しでも参考になればうれしいです。

目次

わが家の屋外植物事情と不安だったこと

屋外には、屋上と庭のデッキまわりを中心に、
およそ50鉢弱の植物たちがあります。

  • 屋上:レモン・金柑・イチジク・オリーブ・ローリエ・紫陽花・ハーブ類
    不織布ポットのミニトマト、オクラ、大葉、バジル、いちご、小ねぎなども
    → 日当たり抜群で、鉢も陶器が中心、一部不織布のポット
  • 庭デッキまわり:ダリア、ペチュニア、朝顔、クレマチス、バラ、スモークツリー、ハーデンベルギア、ヘンリーヅタなど
    → 一部日陰になる構造だが、東南向きで日当たり良く乾燥しやすい場所も。

さらに、旅行中の天気予報は晴れ続きで33度超えの猛暑日が連続

短期間でも放置すれば、
水切れや日射のダメージが避けられない状況でした。

出発前に行った主な対策と使ったアイテム

保水剤&ヤシマットで水分キープ

屋上と庭、すべての鉢に対して、
ライフエコ「水やりヘルパー原液 ハイドリテインESプラス」という
保水剤を希釈して散布



さらに大型鉢を中心に、
春ごろからコガネムシの幼虫対策で
共和開発「ヤシ繊維円盤マット」で
マルチングを行っていました。

保水剤だけでなくヤシマットがあることで
水の蒸発を抑えられ、乾燥スピードが
より軽減されたように感じました。

土の表面温度上昇もおさえられるので、
根のストレスを和らげる効果もありそうです。

日陰&屋上タープ下への移動

庭の鉢は、移動できるものだけ、
日陰になる場所へ鉢を移動

日陰に移動させた写真ではないですが庭デッキの様子

屋上には夏の間タープを設置していますが、
タープの下に置けるものはすべて移動させました。

日射の強さは水分だけでなく、葉焼けにも影響するため、
“強い光を避ける”工夫も並行して行いました。

屋上自動灌水機の設置

屋上の大型鉢で移動できないものには、
タカギ「自動灌水機GKK101」を導入。


点滴チューブを這わせて、
一定の水量を設定時間に自動で供給できるようにしました。

  • 一度設置すれば不在中も安心
  • 時間も手間も大きく削減
  • 「もし体調を崩したり不在が増えた場合」にも家族が助かると思ったことが導入の決め手でした

以前自動灌水機は失敗した経験もあり
壊れて手放して以降使っていませんでしたが、
今回はこの旅行に合わせて新たな灌水機を迎えました。

浴室へ避難した鉢もあり

屋上の小型の陶器鉢や小さめの不織布ポットのもの(乾きやすい種類)は、
室内の浴室へ避難。



旅行直前に浴室のシャワーでたっぷり水をあげ、
湿度を保ちながら日差しを避けられるようにしました。

ペットボトル潅水も試してみたけれど…

大型不織布ポットに植えたミニトマト・オクラ(屋上)、
庭デッキのハーデンベルギア・ヘンリーヅタの大型鉢には、
ふたに穴を開けた2Lペットボトルを
さかさまにして挿す簡易潅水もついでに試しました。

ところが…

  • 水の出方が鉢ごとに安定せず、出すぎたり出なかったり
  • 思ったよりも効果が限定的で、期待ほどの保水にはつながらず

応急処置としてはアリだけど、これだけに頼るのは難しいと
実感しました。

帰宅後のようすと、やってよかったことまとめ

旅行から帰宅したとき、すべての植物は元気な状態で無事でした。

とくに以下のような結果に安心しました。

  • 保水剤+灌水チューブを這わせた鉢たち(屋上):元気そのもの!
  • 保水剤+ペットボトル潅水のみ(追加対策なし)の鉢(トマト・オクラなど)
    やや水切れ気味で葉がしんなり。でも水をあげたら回復
  • 保水剤+ヤシマット+日陰移動やタープなど、複数の対策をとれた鉢たち:無事に元気をキープ!

今回やってよかったこと

  • 保水剤+ヤシマットのW対策で、水分が長持ちした
  • 日陰への移動とタープの工夫で、葉焼け・乾燥を予防
  • 自動灌水機(GKK101)の導入が、手間も不安も軽減してくれた
  • 植物ごとの乾きやすさや置き場所に合わせた工夫をしたことで、全体のバランスがとれた

屋外の植物は“手が回らない前提”での工夫を

旅行前の数日間でバタバタと準備したわが家でしたが、
「どの鉢が乾きやすいか」「どこまで移動できるか」を見ながら、
できる範囲でそれぞれに合った対策を考えておけたことがよかったなと感じています。

特に自動灌水機は、
「もしもの時の備え」
としても、
夏の不在対策にとても心強い存在だと実感。

秋には、庭や屋上にも
もう少し本格的に取り入れていきたい
と思っています。


不在中の植物管理は「正解」があるわけではなく、
その時期の天候や家の環境や
植物の種類によっても変わるもの。

今回のわが家の実例が、
同じように悩む方のヒントになればうれしいです。

→前編「夏の旅行中、室内の観葉植物どうしてる?記録的猛暑でも元気だったわが家の対策実録」を読む

お読みいただき、ありがとうございました!

▶ 暮らしに植物を取り入れたいあなたへ

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山田 由乃のアバター 山田 由乃 ライフオーガナイザー/グリーンアドバイザー

個人宅のコンサルティング型お片づけサポートと
グリーンのスタイリングを手掛ける
『kurashino-ne-』を主宰。
植物とのすっきり心地よい暮らしで
ウキウキな毎日を送ってもらいたいと活動中。
プライベートでは小3の娘と夫の
3人家族。

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