ライフオーガナイザー®の山田由乃(ゆの)です。
植物と心地よく暮らすための収納・片づけ・管理の仕組みづくりをサポートしています。
初心者向け講座「植物と暮らすステップシリーズ」もスタートしました。
このブログでは、植物のある暮らしを始めたい方へのヒントや日常のことを綴っています🌿
夏の旅行や帰省の予定が立つと、「植物の水やり、どうしよう…?」と
悩む方も多いのではないでしょうか。
特に今年は記録的な猛暑。
わが家も4泊5日で家を空けることになり、
いつも以上に不安がありました。
そこで今回は、実際に行った室内・屋外それぞれの水やり対策とその結果を
ご紹介します。
育てる植物や環境が違っても、何かのヒントになればうれしいです。
夏の旅行、植物どうする?悩んだわが家の対策
旅行に出かけたのは、
2025年7月25日(金)〜7月29日(火)の4泊5日。
留守中の横浜は連日33度前後の晴れマークで、
まさに猛暑のピークでした。

締め切りになる東南向きの室内は
日があたる時間帯も長く、
「高温」「蒸れ」「水切れ」のトリプルリスクが心配に。
わが家では約50鉢の観葉植物を
プラスチック鉢で育てていて、
それぞれの状態に合わせた準備が必要でした。
室内編|50鉢の観葉植物、どう乗り切った?
旅行前の水やりは「いつも通り」に
出発当日の午前中に一鉢ずつ状態をチェックし、
水切れしているものにだけ、ふだん通りの水やりをしました。
「心配だから全部にたっぷり水をあげておく」のではなく、
あくまで日々のお世話の感覚で見極めるようにしたのが
ポイントです。

室内の観葉植物は、水切れしてもすぐに枯れるわけではなく、
ある程度の“タイムラグ”があります。
今回のような4泊5日程度の不在なら、
通常通りの判断で大丈夫と踏みました。
高温・蒸れ対策にしたこと
暑さと湿度の上昇を防ぐために、以下のような工夫をしました。
- 日差しが一番強く入るリビングのカーテンは閉めて外出
- サーキュレーター3台(床2台+天井1台)を24時間稼働
- エアコンは28℃設定で、昼12時〜夕方17時までタイマー運転

一番暑くなる時間帯に室温を下げることで、
植物への負担を軽減する狙いです。

また、風を巡らせることで蒸れ防止にもつながります。
水切れが心配な植物は浴室へ避難
植物の種類によっては、
水切れの影響が出やすいものもあります。
そういった鉢は、
窓と換気口があり湿度の保てる浴室へ避難させました。

わが家の浴室は、
- 浴室には窓があり、適度な明るさがある
- 24時間換気口の場所でもあるため風通しがある
- お風呂の水は張ったままにして湿度を保てる
という環境なので、“夏の避難場所”としては理想的な空間です。
帰宅後の植物の様子と気づき
旅行から戻ったのは7月29日(火)の昼ごろ。
室内の観葉植物たちは、ほとんどが元気な状態でした。

浴室に避難させたフィットニアは、水切れでぐったりしていたものの、
すぐに水をあげたところ、しっかり復活してくれました。
やってよかったこと・気づいたことまとめ
- 「いつも通り」の水やり判断を守ったことで、過湿や根腐れを防げた
- カーテン+サーキュレーター+エアコンの組み合わせが、高温・蒸れ対策に有効だった
- 浴室避難+残り湯の湿度が、小鉢の乾燥防止に役立った
- 植物も環境もそれぞれ違うから、“やりすぎないバランス”が大切だと実感
旅行中も安心して出かけるために、室内植物にも「事前の計画」を
室内の植物は、少しの工夫で無事に乗り切ることができましたが、
やってみて感じたのは、
「出発前にどう動くか」の計画を立てておくことの大切さです。
例えば──
- 旅行の何日前に水切れチェックをするか?
- 普段の様子を見て、旅行中に乾きそうな鉢はどれか?
- どの鉢を浴室に移動させるか?光の入り方や湿度は大丈夫か?
こういったことを出発直前ではなく、
数日前から少しずつ考えておくことで、
心にも余裕ができます。
特に今年のように記録的な猛暑の夏は、
植物にとっても厳しい季節。
旅行や帰省が決まったら、
「家族の準備」と同じように、
植物の準備も前倒しで始めておくと安心です。
わが家の例が、同じように悩む方のヒントになればうれしいです。
→後編「夏の旅行中、屋外の鉢植えどうする?全員無事だったわが家の暑さ&水やり対策」を読む
お読みいただき、ありがとうございました!
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