ライフオーガナイザー®の山田由乃(ゆの)です。
植物と心地よく暮らすための収納・片づけ・管理の仕組みづくりをサポートしています。
このブログでは、植物のある暮らしを始めたい方へのヒントや
日常のことを綴っています🌿
観葉植物の鉢カバーは、
部屋の雰囲気を整えたり、
植物の印象を手軽に変えられる
便利なアイテムですよね。
でも見た目だけで選んでしまうと、
お世話がしにくくなり、
植物を弱らせてしまうこともあるんです。
わが家で実践している、
枯らさずにお世話が続けやすい
鉢カバーの選び方を紹介します。
鉢カバーがぴったりすぎると、お世話がしづらくなる?
鉢カバーが鉢のサイズに対してぴったりすぎると、
水やりや植え替えのときにスっと指が入らず、
鉢が取り出しにくくなることがあります。
「面倒だな…」と感じると、
鉢をカバーから取り出す作業をつい後回しにしてしまい、
その結果、お世話が遠のきがちに。

さらに、鉢の側面とカバーが密着していると、
通気性が悪くなり、根が蒸れやすいというデメリットも。
見落としがちですが、
「鉢と鉢カバーのサイズ感」 は、
お世話のしやすさに直結する大事なポイントなんです。
お世話し続けやすい鉢カバーのサイズ感とは
鉢カバーを選ぶとき、
中の鉢を片手で持つなら鉢の外径より+1.5~2cmほど、
両手で持つなら+3~4cmほど大きいサイズ が
扱いやすくておすすめです。
このくらいのゆとりがあると、
水やりなどの際に指がすっと入り、
鉢の出し入れがスムーズ。
お世話がしやすくなります。

鉢が陶器やセメントなど重めの素材の場合は、
持ち上げるときに負担がかかるので、
よりゆとりをもたせた方がラクに扱えることも。
かご素材の鉢カバーで、
内側にビニールが貼ってあるタイプは、
一見そのまま鉢を入れられて便利ですが、
湿気がこもりやすく、蒸れにつながると感じています。

その場合は、鉢を直接入れるのではなく、
鉢カバーと鉢底の間に受け皿や網などで
“鉢をビニールから浮かせる工夫‘’を取り入れると
安心です。
鉢とカバーの間のゆとりを作ってあげることが、
根腐れ防止にもつながる大切なポイントなんです。
鉢と鉢カバーの高さのバランスも大切にする
鉢と鉢カバーの高さのバランスも、
お世話のしやすさや見た目の心地よさに影響します。
鉢がカバーより少し上に出ている方が、
鉢の出し入れがしやすいというメリットはあります。
ただし、あまりにも出すぎてしまうと不格好に見え、
見た目のバランスも崩れがち。
私は、鉢がカバーより出る場合は
1〜2cmくらいまでで収まるようにし、
鉢そのものの色やデザインも
シンプルなものを選ぶようにしています。

逆に、鉢がカバーに深く沈みすぎていると、
鉢の縁がつかみにくく扱いにくいと感じますし、
植物全体のバランスが悪く見えることも。
カバーの中で鉢の沈み込みを調整する場合には
板状のメラミンスポンジをカバーの底に入れ
高くすることも。

鉢とカバーの模様替えの際にスポンジがいらなくなれば
小さく切って掃除にも使えるので便利。
横幅だけでなく高さのバランスにも目を向けることで、
お世話のしやすさと見た目の両方がよくなりますよ。
高い場所に置く小さな鉢には、鉢カバーを使わない
小さな鉢を目線より高い棚に置く場合、
一度鉢カバーごと下ろしてから
鉢を取り出して水やりをし、
元に戻すという動作が増えてしまいます。
ちょっとした手間が積み重なると、
水やりや乾きチェックなどをつい後回しにしやすくなり、
結果として植物を弱らせてしまう原因にも。
そこで私は、目線より高い場所の鉢には
鉢カバーをあまり使わなくなりました。

もともと地震対策で、室内ではプラスチック鉢を
使っていますが、
グレーや黒などのシンプルな鉢色を選ぶのが
お気に入りです。
鉢色を整えるだけで鉢カバーを使わずとも印象がよく、
植物の“緑”もより引き立ちます。
見た目とお世話のしやすさを両立できるので、
私にとって欠かせない工夫のひとつです。
鉢カバーの選び方は、見た目だけでなく、
お世話のしやすさにも直結する大切なポイントです。
自分の暮らしに合ったお世話し続けやすい選び方が、
植物を元気に育て続けるコツなのかもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました!
鉢の選び方や置き場所、お世話がしやすい仕組みづくりを知りたい方へ。
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